美容業界の真実

 さて、では美容業界について書きます。
ヘアカタログを考えるでも触れましたが、ヘアカタログに載せているのは確かに今風なヘアスタイルです。

目の上ギリギリの前髪だったり、重ためなスタイルだったり、今の若い人たちが好むような・今こんな感じのスタイル多いなっていう傾向はつかめます。
そしてそのうえで軽くウェーブがかかっていたり、内巻きになっていたり。そのままストレートのヘアスタイルはあまり載っていません。

どうしてか?・・・それは美容業界全体がもっと多くの人にパーマをかけてもらいたいからです。今、カラーはほとんどの人がしていますよね。

 それに比べてパーマはかけていない人も多く、まだまだ開拓の余地がありますからパーマをかけてくれる人を増やせば美容院にも、美容院に薬剤を売る会社も、薬剤を作る会社も、業界全体にメリットがあります。


そして、美容院で一番材料費がかからないのはパーマ液なんです。

でも、パーマって基本的にカラーより高いイメージありませんか?
つまり、パーマの方が利益が出ますよね。 そのぶんカラーより若干手間がかかりますけど。なので、最近パーマの種類自体が増えてきたんです。

 新しいものが出ればお客さんにもすすめやすいですし、一度パーマをかけるとパーマが落ちかけてきた時にスタイリングがしにくくなるので、ストレートにするにしろウェーブにするにしろ、またパーマをかける人が多いです。

・・・ということは、コレの繰り返しになりますよね。

さらに、パーマを繰り返すと髪がかなり傷みます。もちろんカラーもしている人の方が多いので、当然、大抵の人は髪が傷んでます。

ここで登場するのが・・・そうです、多くの処理剤やトリートメントです。
傷んだ髪はトリートメントをしても元には戻りませんが、トリートメントは髪にするお化粧のようなものなので、手触りを良くしたり髪を綺麗に見せることが出来ます(参考→トリートメントについて)。

 特に、カラーもしていてパーマも繰り返しかける様な美容の関心が高いお客さんは、毎回トリートメントをするようになります。

ここまでやれば多くの利益が出せますよね。

ちなみに、この薬は髪にやさしいから大丈夫ですよ。この薬は化粧品登録のものなので傷みませんよ・・・なんて言っている美容師もいるようですが、それは嘘なのでくれぐれも信じないでください。

 髪に薬剤をつけて人工的に髪の形を変えているんだから、髪に負担がかかるのは当然です。
さらに言わせてもらうと、髪に必要以上の処理剤くっつけてパーマをかけたりすると、その時だけ手触りが良くて傷まなかった気にはなりますが、それでも当然髪は傷んでいます。 どの程度傷むかなどはお客さん髪質や美容師のやり方、お客さん自身の手入れの仕方で変わってくる面も多いとは思いますが。

 さて、今は低料金化も進んで、カットやカラーだけでは利益が出しにくくなっているようですし、美容師もボランティアで働いているわけではないので、多くのお客さんにパーマをかけてもらえるようにしていく、というのはある程度は必要かなという思いもあります。

 私はとにかくダメージを受けた髪は好きではないので、もっとダメージレスでかけられるパーマやカラー剤が開発されればいいですね。
髪に自分で回復する能力があればよかったのにとつくづく思います。        

こういった美容業界のことも踏まえて、自分に合った美容院・美容師を探しましょう。

薬剤の真実

 例えばパーマ液。
パーマをかけるには、美容業界的にはいろんな薬を使ってもらいたいわけです。
いろんな薬とはパーマの一液・二液のほかに、前処理・中間処理・後処理、その他もろもろ。確かに、前処理などが必要なこともあります。

しかし、こんなに処理剤つけて薬が効くのか・・・?という疑問をずっと持っていました。

パーマの一液も強い薬から弱い薬まで、たくさんの種類の薬があります。
それこそその一液を髪の状態に合わせて使えば、必要以上のダメージを与えずにパーマをかけることが出来るはずなのに、なぜそんなに多くの薬を使う必要があるのか


 それは、ダメージヘア用の弱いはずの薬や、傷ませずにパーマをかけられますなどとうたっているパーマの薬の一部は、弱いはずの薬なのに強く設定してあるものもあるからです。


なぜか?
その理由は、多くの処理剤を使えば薬の効果は当然弱まりるので、多くの処理剤をつけてもパーマがかかるように強めにしているんです。そのような薬の説明には、この処理剤はこのタイミングでこのくらいの量を必ず付けてくださいって言われます。

そりゃそうですよね。つけなきゃ髪にその薬を使う美容師でも想定外のダメージを与えてしまうんですから。

美容師だって薬は基本的には説明されたとおりに使います。最初からパーマ液と処理剤使うこと前提の技術ってことで、その流れで覚えます。

結果、どうなるか。パーマのかかりあがりの手触りは今までのものよりいいでしょうね。傷まなかった、なんて感じてしまうくらいに。
薬剤を作る側でも、薬剤を売る側からにしても、多くの薬を使ってもらえれば利益になりますから。

もちろん美容院側も少しの手間をかけて多くの薬・処理剤をつかってパーマをかければ、高めの料金設定でできますから、利益になります。

でも、私はそういう使い方をしたくはないですね。
勉強すればするほど、考え方はシンプルなものに行きつくように感じます。