美容師業務委託の実態。私の場合

 業務委託という形で美容師として働くと、実際はどんな感じなのか、書いていきますね。私の契約していたところの場合なので、契約先によって違いはあるとは思いますが、一つの例として参考にしてください。

 勤務日数・時間についてですが、業務委託なので基本的に自由のはずなのですが、実際はやはり美容業界なので自由度は思ったより低いです。

 スタッフが足りなかったらお店に出て働くように言われますし、お店が混んでいたら一人カットしてから・・・の繰り返しでなかなか帰れない、など帰る時間も遅くなってしまったりと想像していたより自由がありません。

 契約先の美容院も利益を上げたいからか、受付時間を過ぎてもお客さんを取ってしまうので、契約した時間よりも長く働くことになります。

私の契約していた美容院は、一日フルで働くシフト・パートのように決まった時間だけ働くシフト、と契約が分かれているのですが、これによってもかなり違いがあります。


 一日フルで働くシフトはお店が始まる30分前に来てお店の準備・掃除をしてから営業を開始。最後までなので、お店の片づけ・掃除をしてレジ閉めもしてから帰りますし、材料の発注、シフトの作成、両替・入金などの仕事もやります。

もう一つのパートのように希望した時間内で働くシフトの方は、契約時間の10分前に出勤して営業に参加。自分の仕事が終わったら自分の売上を用紙に記入して帰宅。

どちらの働き方でも売上の支払い(普通の働き方でいう給料)は、実際の売上の45%。

・・・前者は後者に比べて負担が大きく、かなりボランティアで時間を割かれることが多いのに、支払われる売上のパーセンテージは同じです。
突っ込みどころ満載の、どう考えても不平等な契約で成り立っています 笑。

入客に関しては手の空いた順番なので、仕事が早ければたくさん入客出来ますし、一緒に働く美容師みんながしっかり順番を守ってやれば、お客さんの取り合いにはならないので平和です。

ただ、運が悪いと一日中カットのお客さんだけしか入客出来なかった・・・とか、運が良ければ、連続で単価の高い縮毛矯正のお客さんに入客することになったり・・・と、稼げる金額が日によってかなり違います。

 契約先の美容院は、美容院側にとって都合の良いようにやるので、「業務委託だから」と確定申告は自分でしなければならないし、交通費は出しません。
それは「業務委託だから」当然ですし、別にかまいません。

…ですが、私は一日フルで働く契約なので「業務委託なのに」人が足りないと出勤するように言われるし、契約時間を過ぎても働かせられるし、他人の分の事務仕事もさせられている状態でした(もちろん、私も言いたいことは言っていますし、それをすることで優位に立っている面もありますが)。

 美容院側が「業務委託」にしきれていないんですよね。
結局は「業務委託」という言葉を上手く利用して、美容院側に都合のいいように美容師を使っているだけです。

 本来なら、人が足りないなら人を調達してくるのも、出勤してもらえるように交渉(支払う売上のパーセンテージを上げるから出てほしい、など)するのも、美容院側でする仕事のはずなのに、自分たちに都合の悪いことはやらないんですよね。

「業務委託」というシステムを利用して契約した美容師から上手く時間もお金も搾取してくるあたり、さすが美容業界ですよね。

ただ、お客さんはかなり来るので低料金ですが稼ごうと思えば稼げます。これは自分次第です。また、基本的には自由出勤なので雇われて働くよりは自由な時間が多いです。

 当たり前ですが、契約する時には細かく確認することが大事。
・・・と言っても私の場合、電話の問い合わせと契約時に何度も出勤日数・時間は自由かと確認したにもかかわらず、契約の時だけいいこと言って実際は自由にはさせてもらえなかったので、聞いた話・契約内容と実際は違う感じになってます。

これだから美容業界は嫌いです。


 個人的には自由な時間が増えたので、普通に社員で雇われて働くよりはまだマシですし、いろんな意味で勉強にもなりましたが、知らないと不利になることも多いですよね。

ちなみに、この契約先は求人の募集では離職率0%なんて書いてありますが、実際は辞めている人もいますし、辞めようとしている人を「登録という形で、少し休んでまた働く感じで」と意味のわからないことを言って「辞める」という形にならないように、しつこく電話で引きとめていました。

自由度が高い分、ちゃんと勉強して自分の身は自分で守れるようにならないといけませんね。