髪のブリーチについて

 ブリーチ・・・。肌の弱い私にとっては、美容師用の手袋をしていても出来れば触れたくない劇薬です。

 当然ですが、ブリーチをすれば髪はとっても傷みます。私、傷んだ髪は大っ嫌いですし、この劇薬に触れれば手にも相当のダメージが及ぶので、ブリーチは嫌いです。怖いもの知らずの若いころは随分お世話になりましたが。

 外人さんみたいなミルクティー、ベージュ・・・などの色にしてくださいって言われる方のほとんどはブリーチしてから色をのせていますよね。でないと、あの透明感は出ませんから。綺麗に色が入るのは、ブリーチで髪の色素と色味を抜いているからです。
ブリーチを一度・二度やって色を入れた直後は、色味が楽しめますから気分はいいでしょう。しかし、ダメージが大きい分後が大変です。

 当然ですが、パーマはかけられません。かけてもダメージが大きいからきれいにウェーブはほぼ出ません(たまに奇跡的に髪が強くてギリギリかかることはありますが、ほとんどの場合は髪がパッサパサになります。酷い時はチリつき、髪が溶けることもあります)。というより、ブリーチ毛にパーマ液使うなんて危険なので大抵は断ります。どうしてもやりたいという勇敢な冒険家の方には、危険性を説明したうえでやり直しは出来ない事も伝えて、それに了承した方に限りやりますね。

 縮毛矯正も無理です。縮毛矯正についてでも書きましたが、美容院のメニューの中でも1・2を争うほど髪に負担のかかる施術ですので、ブリーチしてあるハイダメージ毛にやるなんて自殺行為です。

 特に、ブリーチのダメージによってパサつきが出ている髪をサラサラにしたいから縮毛矯正をかけたいという方が意外といるのですが、そんなダメージ毛に縮毛矯正かけても余計髪が傷んで汚く・手入れがしにくくなるだけで絶対に綺麗にはなりません。・・・というより、髪がチリつきます。溶けてしまいます。

 ブリーチ後のカラーに関しては、ブリーチした髪は透明感が出ますから、ブリーチしてあるところと普通のヘアカラーしたところでは色を合わせるのが難しいです。なぜなら、ダメージも髪の色素の量も異なるからです。

 つまり、簡単に言うと元の素材自体が変わっているから、やっても同じ結果は出ないし、ダメージがあるぶん出来ないことも多くなります。色の抜けていく速さも違いますし、色の入りも違うので、美容師的には言い方は悪いですが非常にめんどくさい(たまに楽しい)。計算通りにはなかなかいかないですし、ダメージも色素の量も普通のカラーした髪とは違うので予想外のことが起こることも多いからです。


 ブリーチをすることのリスクを理解していない方があまりにも多いです。ブリーチはとても髪に負担がかかります。上記のようなブリーチ後の髪の状態を理解したうえで、やりましょう。

自分の髪ですから、自分で選択・自分で髪を守ることをしてください。