縮毛矯正について

 縮毛矯正、いまかけてる方多いですよね。
じつはこの技術、髪へのダメージが美容院のメニューの中で1,2を争います。失敗してチリチリになったとか、よく聞きますよね。究極、髪を傷ませすぎて切るしかない・・・とか。

 肌の弱い美容師が縮毛矯正の一液に少し触れただけで、その夜には触れた部分の皮膚が切れてたり、ただれていたりするぐらい強い薬を髪に塗ってますし、さらに髪に高温アイロン当ててますから、当然髪へのダメージは大きいです。
その為、毎回毛先まで縮毛矯正かけたいと希望する方が結構いますが、一度かけたところは出来る限りかけないほうがいいです。

 毎回毛先まで縮毛矯正をかけたいと希望する人は、毎回のように毛先までかけるからとっても髪が傷んでいます。そのダメージのせいでパサついてしまっていて、さらに毛先がすいてあるからハネてしまう、という方が多い傾向がある気がします。そんな状態なので、綺麗にまっすぐにしたいから毛先まで縮毛矯正かけたい!!と、毎回毛先まで矯正をかけたくなる…更に髪がダメージを受け、仕上がりが綺麗ではなくなる、という悪循環にハマってしまっています。

 髪が傷んでしまっているから、そんなにパサついて綺麗には見えなくなっているのです。それなのに、さらに傷ませてしまうのは避けたいですよね。いくら傷んでいるから弱めの薬つかいます、トリートメントもやりますというスタンスで縮毛矯正をかけても、縮毛矯正をかけるということに変わりはないので、当然髪は傷みます。

 弱めの薬を使うということはどういう事かというと、髪が傷んでいるから弱い薬を使っても、薬を反応させることができるというだけです。薬を髪に反応させたことに変わりはないので、普通に髪は傷みます。「弱い薬だから髪は傷まない」わけではないです。

 トリートメントも一時的なものなので、女性が顔に化粧をして綺麗に見せてるのと同じです。トリートメントの効果があるうちだけ、艶を出したり手触りを良くしたりして、髪の状態を良く見せる事ができます。
しかし、トリートメントの効果が切れてくれば、本来の姿に戻るだけです。その理由は、髪自体に自力で回復する力はないからです。どんなに優れたトリートメントであっても、この事実は変わりません。(参考→トリートメントについて髪のダメージについて

 以上の理由から、縮毛矯正をかけるならなるべく期間をあけて、さらに出来る限り根元の髪が伸びた分だけかけるようにした方が、長い目で見ても髪を綺麗に保てます。

 さて、基本的に髪を真っ直ぐにする縮毛矯正ですが、ある程度高めの料金設定の美容院(つまり、ある程度時間をかけて施術ができる美容院。低料金の美容院だと時間をかけられないからあまり手間のかかることは出来ない。)や、真っ直ぐすぎる縮毛矯正は嫌で、自分のこだわり持ってる美容師であれば、「真っ直ぐすぎるのは嫌」と伝えれば、なるべくそうならないようにかけてもらえます。

 やり方は美容師によりますし、仕上がりももちろんそれぞれ違うでしょう。上手い美容師だとナチュラルにかけてくれます。…が、言ったにもかかわらず残念ながらやっぱりピンピンに…なんてこともあります。
それも前に説明したように、真っ直ぐにする薬を使い、真っ直ぐにする技術をしたわけだから、当然と言えば当然です。知識も、技術も、経験も必要なので、ナチュラルに!若干内に入るように!というのはやはり難しいです。

 また、かけた後に髪が伸びてくると、根元のクセの影響を受けて毛先がはねてきたり、伸びた分の髪を切った場合にも毛先のツンツンした感じは出てくることが多いので、ナチュラルに矯正をかけても、結局綺麗なのは矯正かけたての時だけのような気がします。

 ただ、今は薬がよくなってきているおかげか使う薬剤によっては前ほど、いかにも「矯正かけました~」という感じの仕上がりにはならなくなってきました。
扱う薬は美容院によって違いますから、仕上がりがどうなるかはやってみないとわかりませんが、ある程度こだわって良い薬を使う結果がそうなるということは、そういうところにお金をかけられない低料金のお店では厳しいでしょうね。

縮毛矯正後にウェーブをつけたい場合

 縮毛矯正がかかっている髪にウェーブをつけたい場合について、説明していきます。

 縮毛矯正というのは濡れた髪でも、乾いた髪でもストレートの状態になっています。その為、縮毛矯正をかけた髪をウェーブにする場合は、濡れた髪でも乾いた髪でもウェーブが出るパーマじゃないとかかりません。
つまり、縮毛矯正後はデジタルパーマ・エアウェーブ・クリープパーマのいずれかでないと、パーマはかからないです。

 逆に普通のパーマだと、乾いた時に出るウェーブがつかないので、とてもパーマがかかりにくいです。求めるウェーブが出せずに失敗する可能性が高いのでおススメしません。

 また、くせ毛で縮毛矯正をかける方は毛量の多い人が比較的多い様な気がしますが、毛量が多いからと言ってカットですきすぎてしまう(減らしすぎてしまう)と、パーマをかけたくなった時に、毛量が少なすぎて求めるウェーブが出せなくなってしまうことが意外とあります。
普段縮毛矯正かけていても、そのうちパーマをかけたいなら、毛量を減らしすぎないように気を付けてください。


縮毛矯正やストレートパーマなしで、くせ毛を整えたいなら

 くせ毛には髪の乾かし方、ハンドブローも重要です。参考→ブロー・スタイリング

また、乾かす前と乾かした後に髪にオイル系の洗い流さないトリートメントをつけましょう。水と油は弾き合うので、くせ毛には嬉しくない湿気の影響を受けにくくなりますし、髪のケアにもなるからです。

ストレートにするならこれ↓
ヘアアイロンでくせを伸ばすなら・・・

 これ、美容師始めてからいろんなプロ用アイロン使いましたがこれほどいい仕事してくれる使いやすいアイロンは、私の中ではありません。私にとって他のアイロンはどれも同じに感じるくらいです。高いけど、気に入り過ぎて8年前に自分の仕事用に購入。
普段使いならいくらでも安いアイロン売ってますし、ここまでのは必要ないかもしれませんが、お気に入りなので紹介しておきます。


 トリートメントについてのページでも紹介していますが、ストレートにするならこのオイルがおススメです。くせ毛の方に使ってほしい、ストレート用の洗い流さないオイル系トリートメントです。量も結構入っているのでコスパもいいです。